おいらせ調査事務所

探偵の仕事の方法や道具について

探偵の仕事といえば「尾行」「張り込み」「聞き込み」が主な主要業務となり、いずれも昭和の時代から実施されている調査手法でかなりアナログ的と言っても良い調査方法です。

これは警察(公安委員会)にも認められている探偵業務となります。

調査において確実な証拠を押さえたり情報を収集するには、個人情報保護が認識されている現代でもこのアナログ的な調査方法に勝るものはありません。

確かに探偵の調査機材にはデジタル化が進み、かなり便利になった調査機器があります。

その代表的なものに「ビデオカメラ」「デジカメ」といった撮影機器が挙げられます。

この撮影機材は探偵にとって最も重要なアイテムです

なにしろ証拠が全ての調査業務において完璧な証拠はこの撮影で得られた画像こそが証拠として採用されるのですから。

以前のフィルムを入れるカメラでは限られた枚数しか撮影できず、しかもピントがしっかり撮れているかは現像してみないと分からないといった具合でした。

ですから瞬間を撮る撮影の技術はプロ並みのものを要求されていましたし、感度によって交換フィルムをいくつか持ち、更に望遠レンズや望遠用の為の三脚なども必要とするケースもあり、常にこういった機材を持ち、尾行していたものなのです。

それがデジタル化により望遠もかなりのものもあり、又、フィルムの心配もなく、それこそ連写で何枚も撮影ができ、時には動画として残しておくことも可能になりました。

そして写真の写り具合もその場で確認ができるという以前には考えられないデジタル技術です。

ビデオカメラも同様でバッテリーも何時間も持ち、容量も大きくピントさえ合わせられれば、それこそ子供でも簡単に撮影が可能な時代となったのです。

しかも高感度撮影も可能なカメラも出回り、夜間撮影の多い探偵業務にはこの撮影機材の進歩は大変助かっています。

なにしろ探偵業界では証拠を収集する撮影が必須となっているからです。

撮影機材ばかりではありません。

車両を使用する浮気調査では「GPS発信器」が絶大なる力を発揮しています。

著者が探偵業界に入った昭和50年代には発信器というものがありませんでした。

それこそ調査対象車両を視認しながら尾行しなければならず、時には無理な運転もけっこう要求されたものでした。

しかし、都内においては当時より探偵車両が信号にひっかかろうものなら殆ど見つけることができず、その日の調査は中断という事態を招いていたのです。

昭和60年代に入り、通称「弁当箱」という発信器が開発されました。

ただ本当にこの機械から音を発信しており、その周波数に合わせ、検索するというものでしたが半径500mがやっとという代物。 しかも発信器はけっこう大きく、車体の下に取り付けるのでしたがアンテナも出ており、後ろから見てもけっこう目立っていた代物でした。

それでも画期的だったのです。その機械も時が経つに連れ、小型化、更に発信器の捜索範囲も半径2㎞、八木式アンテナを併用すると5㎞と徐々に捜索範囲も広がっていき、多くの探偵も活用していたと思います。

その後、GPS発信器が開発され、最短半径50mとほぼピンポイントで位置を確認できるようになりました。 これは探偵業界にとって大きな進歩です。

何しろ見逃してしまっても短時間で追いつけたりするのですから。

ただし配偶者や家族が車両での浮気調査や、社員が利用する社用車での素行調査ですと取り付けは可能ですが、第三者の車両に取り付ける事は違法になってしまいます。

たとえ恋人であっても恋人の所有する車に取り付けると違法となってしまいます。

警察でも犯人の車両に取りつけることは裁判所の許可が必要で、捜査のためとはいえ勝手にはできないこととなっています。

その他、「ICレコーダー」もどんどん性能は進歩しており、長時間録音も可能となり、更に進化している集音マイクの併用でメモ代わりから盗聴器と使用範囲も格段に広がって重用されています。

しかし、「尾行」「張り込み」「聞き込み」という調査自体は以前と変わらず、身体を使ってのアナログ的な調査方法のままで将来的にも大きな変化は望めないかもしれません。

でも探偵調査機材のデジタル化に伴う進歩は大いに役立っています。